高校2年生の春。 わたしの暮らす街では 4月はまだ寒い。 桜なんてまだまだ咲かない。 今年も変らず寒いな なんて思っていながら いつもの道のりを歩いていく。 ぼーっとしている私におかまいなく 話しかけてくるのは、はるだ。 「ゆき!聞いてた?俺の話!」 キャンキャンと泣く子犬のようで 今日も朝からうるさい。 「聞いてたよ〜、朝ごはんはお味噌汁がないと ダメなんでしょ〜」 「いや!全くそんな事いってない、、」 立ち止まるはるを気にせず スタスタと置いていく私。