「はぁ。」 あいつらはとっくに体育館に向かった。 俺のこの性格も面倒な限りだ。 面倒事とか、断れない性分で… ガラッ 「あ!夏樹くん!待ってたよーん」 佐倉先輩がいた。 「え、どーしたんですか??」 「ひとりでため息なんてついちゃってー そんなに大変なら断ればいいじゃん?」 「できない性分で…」 「ははっ そんなことだろーとは思ったわー でも、そんなに思い悩んでると…禿げるよ」 …さすが先輩。