って決意を固めたのはいいものの
授業になんて出る気になれないし、、、
屋上は、輝龍がいるだろうし
音楽室にでも行って久しぶりにピアノでもひこうかな
あたしは、そう思って音楽室に向かった、、、、
ガラガラ
アリス「誰も、、、いないわよね?」
だいぶ使われてないのかしら?
ピアノにもこんなにホコリかぶちゃって、、、、、
アリス「さてと、何の曲を弾こうかしら?」
あっ、、、そうだ
『I will never forget you forever』
この曲にしよう
♪~~~~~~~~~♪~~~
~~~~~♪~~~~~~~♪
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がたっ
アリス「誰!?」
柊斗「、、、、、、」
柊斗は、無言で姿を見せた
アリス「あっ、、、、、ごめんね、、、
すぐ、出てくから」
そういって、立ち去ろうとしたら
柊斗「待って!」
腕をつかまれた
アリス「あたしに、、、触れて平気なの?」
柊斗「俺の過去を聞いて、、、、ほしい、、、、」
アリス「、、、、、、いいよ
あたしなんかでよければ」
柊斗「俺は、、、、、
5才だったころ、、、
両親が離婚したんだ
俺は、母親の方に引き取られた
相変わらず、優しい母で
離婚してからは、仕事に行ってばかりだったけど
ご飯はちゃんと作ってくれるし
暇さえあれば、いっしょに遊んでくれた
そんな母が自慢だったし、誇りだった
でも、俺が中学生になったころ
見ちまったんだ、、、、
母が知らない男の人とホテルに入っていくのに、、、、、、、、
その時の母の顔は、今も忘れない
どんな時の母の顔よりも女の顔をしていたんだ
でも、、、俺は少しショックだったけど
母にもようやく大事な人ができたんだと思った
俺につきっきりだった母が大事な人を、、、、、、、
と思った、、、
でも、その日から母の帰りがいつもよりも遅く帰ってきた
仕事もあって、大切な人もいて
遅くなるのも仕方ないと思ったんだ、、、、、、
そして、俺はついに見てしまった
母が別の人とホテルに入っていくのを、、、
俺は、不審に思い
何回か母の行動を確かめた
そしたら、仕事なんていかず
男の人としかも、全然違う人と
毎回ホテルにはいっていってたんだ
その時から、俺は女が嫌いになった、、、、、
どうせ、すぐ心代わりをしてしまうって思ったから
女なんて、、、
ってずっと思ってた
輝龍に入ったことは後悔なんてしてないけど
でも、俺たちの顔しか見ない女ばっかで
さらに、、、嫌いになってしまったんだ
そんな時、アリスに会って
こんな人もいるのかって思うようになった
アリスになら、大丈夫って思ったんだ、、、、、、」
アリス「そっかー、、、あたしのことそんな風に思ってくれたの?
ありがとう、、、
あたしはさ、確かに柊斗のお母さんは変わってしまったかもしれないけど
柊斗にそそいでた愛情は本物だと思うから
それだけは、忘れないであげてね」
柊斗「そっか、、、俺愛されてたのか、、、、、、、」
アリス「うん!」
柊斗「アリス、ありがとっ」
アリス「えっ、、、?」
柊斗「どうしたの?」
アリス「なんか、、、性格変わってない?」
そんな、、、まるで甘えん坊の時のテルみたい
柊斗「んー、、、なんか、こっちが俺の本当の性格みたい」
アリス「そうなんだー、、、」
柊斗「変かな、、、?」
さみしそうな顔で柊斗がみてくるから
アリス「そんなことないわ!すごく、可愛い!」
柊斗「ホント?ありがとう、、、
あのね、ひとつお願いがあるんだけど、、、」
アリス「なにかしら?」

