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閉店時間になると、川野が客が来ないタイミングを狙ってテキパキとシャッターを閉めた。
「斉藤、おつかれさん。まあなんとか頑張ってくれたな。いいぞ、もう本店に戻っても」
「はい。どうもありがとうございました」
「なあ、こっちの方が働きやすかっただろう。これからこっちに来てもいいんだぞ」
川野は自分の方が氷室より主任に向いていると、言いたげな態度だった。
ネチネチの小さいおっさん VS 子供っぽく冷たいおっさん
自分でタイトルをつけてみたが、上司としてどちらがいいかと思えば、どっちも嫌かもしれない。
だが、氷室が傍にいないのは少し物足りなく感じていた。
返事に困って真剣に悩んでいるなゆみに向かい、千恵は、相手にするなと隠れて首を横に振って合図を送ってきた。
「向こうもサイトちゃんが戻らないと店を閉められないだろうから、ここはもういいから、戻って」
千恵が促してくれたお陰で助かった。
「それじゃ、どうもお疲れ様でした。お先に失礼します」
なゆみは千恵に手を振って勝手口から支店を出て行った。
その後、千恵と川野はなゆみの事を話し出した。
「素直でかわいい子でしたね、川野さん」
「そうだな。斉藤がこっち来れるように今度手配してみるか」
独り言のように呟いた川野の言葉に千恵は驚いていた。
川野はよほどなゆみが気に入った様子だった。
閉店時間になると、川野が客が来ないタイミングを狙ってテキパキとシャッターを閉めた。
「斉藤、おつかれさん。まあなんとか頑張ってくれたな。いいぞ、もう本店に戻っても」
「はい。どうもありがとうございました」
「なあ、こっちの方が働きやすかっただろう。これからこっちに来てもいいんだぞ」
川野は自分の方が氷室より主任に向いていると、言いたげな態度だった。
ネチネチの小さいおっさん VS 子供っぽく冷たいおっさん
自分でタイトルをつけてみたが、上司としてどちらがいいかと思えば、どっちも嫌かもしれない。
だが、氷室が傍にいないのは少し物足りなく感じていた。
返事に困って真剣に悩んでいるなゆみに向かい、千恵は、相手にするなと隠れて首を横に振って合図を送ってきた。
「向こうもサイトちゃんが戻らないと店を閉められないだろうから、ここはもういいから、戻って」
千恵が促してくれたお陰で助かった。
「それじゃ、どうもお疲れ様でした。お先に失礼します」
なゆみは千恵に手を振って勝手口から支店を出て行った。
その後、千恵と川野はなゆみの事を話し出した。
「素直でかわいい子でしたね、川野さん」
「そうだな。斉藤がこっち来れるように今度手配してみるか」
独り言のように呟いた川野の言葉に千恵は驚いていた。
川野はよほどなゆみが気に入った様子だった。



