なゆみはしっかりと抱きしめて満足した後、顔を上げた。
氷室が優しく微笑んで、なゆみを澄んだ黒い瞳で愛しく見つめている。
「嘘みたい。氷室さんがここにいるなんて」
「バカヤロウ、あんな葉書き送られたら、黙っていられるか。何がモテて電話番号渡されただ。またこうやってトラブルに巻き込まれやがって」
「氷室さん……」
「それになんだあの隠れたメッセージは。俺にここに来いとお前が誘ったんだろうが」
氷室はなゆみから貰った絵葉書を取り出して見せた。
「俺にはすぐわかったよ。ほらここの部分」
葉書きにかかれたメッセージの最初の文字だけ縦に読むと『私待つ停ます寝』となりすなわち、『私待っていますね』というメッセージが浮かび上がってきた。
「あっ、バレた?」
「何がバレただ」
氷室はなゆみの頭をこついていた。
二人は暫く見詰め合い、自分達の世界の中で思いを確かめ合っていた。
氷室が優しく微笑んで、なゆみを澄んだ黒い瞳で愛しく見つめている。
「嘘みたい。氷室さんがここにいるなんて」
「バカヤロウ、あんな葉書き送られたら、黙っていられるか。何がモテて電話番号渡されただ。またこうやってトラブルに巻き込まれやがって」
「氷室さん……」
「それになんだあの隠れたメッセージは。俺にここに来いとお前が誘ったんだろうが」
氷室はなゆみから貰った絵葉書を取り出して見せた。
「俺にはすぐわかったよ。ほらここの部分」
葉書きにかかれたメッセージの最初の文字だけ縦に読むと『私待つ停ます寝』となりすなわち、『私待っていますね』というメッセージが浮かび上がってきた。
「あっ、バレた?」
「何がバレただ」
氷室はなゆみの頭をこついていた。
二人は暫く見詰め合い、自分達の世界の中で思いを確かめ合っていた。



