ホテルというだけで格式高いように感じるが、行ってみれば、ホテルの中は家族連れやカップルなど、なゆみたちと変わらない人たちが気軽に出入りしている。
ジンジャと手を繋ぎ、なゆみは吹き抜けの中のエスカレーターを一緒に上がる。
顔を見合わせて微笑んでる姿は、どこからみてもお似合いのカップルだった。
なゆみは躊躇しているジンジャを引っ張って、レストランの前に連れてきた。
落ち着いた入り口はいかにも高級感溢れている。
ジンジャは入り口に出されたメニューを見た後、メガネの奥から目を丸くしながらなゆみの顔を見つめた。
なゆみは、大丈夫とばかりに無言で首を一度強く縦に振り、ジンジャを引っ張って中に入っていった。
「俺たち、こんなカジュアルな格好で大丈夫なのか」
ジンジャは落ち着かないが、入ればウエイターが温かく迎えてくれたことでとりあえず一安心した。
二人は窓際に案内された。
メニューを見せられ、ジンジャはまた落ち着きをなくした。
「どうしたのジンジャ」
「だって、半端じゃないコースの値段」
「もう、心配しないでって言ったでしょ。お金は持ってるし、クレジットカードもある。どう、これで安心?」
「おい、なんかその会話もこの店にそぐわないような。わかったわかった。じゃあメニューもタフクに任せる。選んでくれ」
「そっ、それでいいの。じゃあワインも頼もうか」
「タフクはワイン飲めるのか?」
「うん、二十歳になったから大丈夫だよ」
「なんか飲めるという意味が違うぞ」
二人は顔を見合わせて笑っていた。
ジンジャと手を繋ぎ、なゆみは吹き抜けの中のエスカレーターを一緒に上がる。
顔を見合わせて微笑んでる姿は、どこからみてもお似合いのカップルだった。
なゆみは躊躇しているジンジャを引っ張って、レストランの前に連れてきた。
落ち着いた入り口はいかにも高級感溢れている。
ジンジャは入り口に出されたメニューを見た後、メガネの奥から目を丸くしながらなゆみの顔を見つめた。
なゆみは、大丈夫とばかりに無言で首を一度強く縦に振り、ジンジャを引っ張って中に入っていった。
「俺たち、こんなカジュアルな格好で大丈夫なのか」
ジンジャは落ち着かないが、入ればウエイターが温かく迎えてくれたことでとりあえず一安心した。
二人は窓際に案内された。
メニューを見せられ、ジンジャはまた落ち着きをなくした。
「どうしたのジンジャ」
「だって、半端じゃないコースの値段」
「もう、心配しないでって言ったでしょ。お金は持ってるし、クレジットカードもある。どう、これで安心?」
「おい、なんかその会話もこの店にそぐわないような。わかったわかった。じゃあメニューもタフクに任せる。選んでくれ」
「そっ、それでいいの。じゃあワインも頼もうか」
「タフクはワイン飲めるのか?」
「うん、二十歳になったから大丈夫だよ」
「なんか飲めるという意味が違うぞ」
二人は顔を見合わせて笑っていた。



