気まぐれ王子と自己愛姫


「はぁ〜〜、今日のあたしもめちゃくちゃ可愛い♡」



休み時間、トイレの鏡に映る自分の姿にうっとり。



「はいはい、可愛い可愛い。早く教室戻るよ」



そんなあたしを軽く流し、隣で冷ややかな視線を送るのは立花 怜(タチバナ レイ)。

怜はあたしの唯一気の許せる昔からの親友。



「あ、さっき授業サボってどこ行ってたの?」

「んー?空き教室?」

「はぁ…また男?」

「ぎゅーしてもらっただけだもん〜♪」

「あんまりその気にさせないように気をつけなよー?」

「わかってるってー」

「あ、ねぇ璃莉葉また姫って呼ばれてるよ」

「えーまたぁ?」



あたしは姫城っていうこの苗字と容姿なだけあって中学時代姫と呼ばれていた。


ここでもまた姫かぁ…



「美少女だって入学前から噂になってたしね〜まぁ悪口ではないしいいじゃん?」

「んーまぁそうだけどぉー」

「学園1の美少女と友達なんて光栄です〜」

「ねぇ〜もうからかわないで!」



中学同様高校でもあたしは学園1の美少女かぁ…

そりゃあたしほどの美少女滅多にいないもんね…!

この顔に産んでくれたパパとママに感謝…!