俺「ここが…今日から就く場所…」

俺、一ノ瀬斗真は今日からこのお嬢様学校
で担任になることになった。

俺(女子だけの学校って初めてだな…)

???「初めまして!あなたが今日から担任ですか?」

俺「あ、はい。担任の一ノ瀬です」

???「よろしくお願いします!」

俺「よろしくお願いします。それで…あなたは?」

百合「これは大変失礼しました…私は本校の生徒会長、緒方百合でございます。」

俺「緒方さん、お出迎えありがとう。その後ろの子は?」

百合「あっ…ちょっと来てたの藍!?」

藍「何よ来てはいけませんの?」

百合「いやだってお出迎えは私だけって…」

藍「別にいいじゃないですの。わたくしは副会長の天瀬藍ですわ!以後お見知りおきを。」

俺「は、はあ」

百合「すっ、すみません!早速教室にご案内致しますね」

藍「わたくしも案内致しますわ」

俺「よろしくお願いします」

2のA

藍「皆さん!席に座るのですわ!」

百合「今日から担任をしてくださる方がお見えよ!」

俺「えー、今日から担任をする一ノ瀬斗真です。よろしくお願いします」

全員「よろしくお願いします!」

藍「ではまず自己紹介をしてもらいますわ」

舞「じゃあまずはあたしから!初めまして!クラスのムードメーカー山瀬舞です!よろしくです✩」

百合「ありがとう、舞さん。じゃあ…ベティ、あなたからも一言。」

ベティ「はっ!?何であたしがやるのかしら!?」

藍「あなた学級代表でしょ?挨拶ぐらいしなさい」

ベティ「まったくしょうがないかしら…初めまして、ベティー・ブラウンよ。一応学校代表やってるかしら。ま、あなたとは関わりはないでしょうね。ハッ」

???「こら!ベティ!先生に失礼でしょ!」

ベティ「まっ、マヤ姉様はこんな奴がいいのかしら!?」

マヤ「そうゆう意味じゃないの。初めましてなのに失礼でしょ?謝りなさい」

ベティ「グッ…謝るわよ。ごめんなさいかしら…」

俺「だ、大丈夫だよ」

ベティ「馴れ馴れしくするんじゃないかしら」

マヤ「べーティー…」

ベティ「なな何もないかしら!!」

藍「ハァ…まったく。次、アリス姉妹。ご挨拶してちょうだい」

アリス姉妹「「はい」」

藍「見ての通り、この2人は双子よ。似てるでしょ?」

俺「す、すごい…見分けがつかない」

愛理澄「初めまして、姉の愛理澄よ」

愛里寿「初めまして…妹の愛里寿です…」

俺「名前も一緒…!!」

百合「そうなんです。名前呼んだら2人とも来るんでちょっと可哀想ですねー。あ、でも性格は違いますよ」

俺「そうなんですか…」

他にも自己紹介してくれた人はいたが、俺が一番気になったのは、窓側の席で静かに本を読んでいる子だった。

俺「あの、あの子は…」

藍「ああ、あの方は長谷川卯衣さんですわ。卯衣さん、自己紹介してくださいな」

卯衣「嫌よ。読書の邪魔しないで。」

百合「長谷川さん、あなた立場を分かって言ってるの?」

卯衣「勿論よ。だから言ってるのよ、邪魔しないでって」

百合「だからってそんな言い方は無いでしょう?」

卯衣「うるさい。黙ってて」

百合「…!」

藍「あー、はいはいそこまでですわ。あなただちはほんと喧嘩ばっかり…」

俺「ど、どしたの?」

藍「理由は後でお話致しますわ。それより、もう一時限目が始まりますの。わたくしたちも授業に戻らなければ…これにて失礼致しますわ」

俺「お、おう、分かった。ありがとな」

♪~キーンコーンカーンコーン

ベティ「起立。礼、よろしくかしら」

全員「よろしくお願いします!」

俺(なんかこのクラス、結構意味深だな…)

色々あったが無事に一日目が終了した。