優しい吐息







“ガチャン”



ドアを開けた

誰も居なかった

お帰りも

ただいまもいらない家

お母さんも

お父さんもいる

けど、私は居ない

そういう扱いで

私は孤独で

やっぱり私は

あの人が居ないとだめだった