私の存在価値

これで…これでいいんだ。

「じゃあ、退散しますか笑」

と言って組の奴らは続々と倉庫を後にする。

その時ちょうど入口からおーちゃん達が来た。
そこには潤達も。
皆、この惨状に驚いていた。そして私の姿に気づいたおーちゃんが私の名を叫ぶ。

私はそれを無視した…。

今見てしまうと堪えていた涙が溢れて止まらなくなりそうだったから。
ごめんなさい。

ゴホッゴホッ!
手には血が
私の余命はあと僅か。それまでにこれを片付けなければいけない。