私の存在価値


於「車は大爆発。涼太さんと奥さん、京香さんは爆発に巻き込まれ亡くなってしまった。でもまだ幼かった娘さんだけは助かった。
救急隊員が現場で最初に見たのは、燃え盛る火の傍、大声で両親を呼びながら泣いている少女の姿だった。

彼女は目の前で大切な肉親を亡くしたんだ。」

その場にいた全員が目を伏せた。
あるものは唇を咬み、またあるものは涙していた。

俺は一息付き、次の言葉を口にした。
その瞬間蝶燐の奴らは目を見開いた。

於「その少女の名前は




柊 夢音だ……。」