────

2階へとついた。
見るとそこにはもう下っ端君たちが並んでいた。
奏汰が一歩前に進み、

奏汰「これから!姫の紹介をする!!静かに聞け!」

倉庫が揺れるくらいの大声で話した。
話終えると、私に向かって視線を向けてきた。
話せ、という事だろうか?

私はそう受け取り話そうとした。

次の私の行動に一同ビックリした。
私が階段を降りて行ったからだ。

奏汰「はっ?」

奏汰なんか間抜けな声を出している。

1階へ辿り着いた私は下っ端君たちの眼の前に立った。

そして息を吸い込み
私『はじめまして。では、無いか。
私は雛 結音。勝手に貴方達の場所に入ってごめんなさいね。暫くの間お世話になるからよろしく。』

そう言って私は頭を下げた。

「結音さん!頭を上げてください!!」

「そうですよ!頭下げる必要ないっす!」

頭を下げた私に、次々と声がかかる。

私『ありがとう。』

「命を掛けてお守りします!!」

そう言ってくれた子がいた。
私なんかのために命なんてかけて欲しくない。

私『私なんかの為に命はかけないで。命はたった一つしかないんだから。大切にして。ね?』

首を斜めに傾け、問いかけた。

「「「はいっ!!/////」」」

下っ端達は顔が赤くなっていた。

祝福ムードの中

1人、手を上げた者がいた


それは






由紀だ。