春 〜Hikaru & Yuna〜

40分程待っただろうか。



パジャマ姿で髪の毛が若干濡れている葵が、ちょっと前に渡した合鍵で家に来た。




「もう、どうしたの?様子変だったから髪の毛乾かさずに来ちゃっ……え、ちょっと光?どうしたの…」




葵の言葉を遮って抱き付いた。




シャンプーのいい香りがする。



「光?」



「葵……」




ドサッ




離したくない。




そんな俺の頑固な気持ちから、気付いたら葵をベッドに押し倒していた。



「……急に、どうしたの?
そういうコト?」




状況を判断したのか、葵の上に跨る俺を葵は抱き寄せた。



「ごめん。ハグだけのつもりだったけど、、もう、、」



「いいよ。あたしは光の彼女だもん」



愛を確かめ合う行為。



初めての、葵との行為。