春 〜Hikaru & Yuna〜

昼の11時半。


2人は出産祝いの品を抱えて来てくれた。



光はまだ寝ている。



私は4人分のお昼ご飯を作っていた。




「いやーまさかこんな早く子ども産むなんてね」
「いや、そもそもあの人との子どもを産むとは…」



トミと千紗はいつもの調子で話している。



未だに私が光から愛されていないのでは、と心配だったようで、わざわざ家にまで来たということらしい。



『何も心配することなんてないって言ってるのに』



「百聞は一見にしかずって言うでしょ」
「そうそう。優しいところ確かめなきゃ」



『はぁ。いい友達なのかお節介なんだか。あっ、お醤油買ってくるの忘れちゃった。これじゃ作れないや〜』



ちょっと前に光が醤油を切らしたと言っていたのは覚えてるけど、買うのをすっかり忘れていた。


『近くのコンビニで買ってくるからちょっと待ってて〜』



「あたし行ってくるよ。行ってる間に”旦那”起きてきたら気まずいし笑」



旦那を強調して言うトミ。




それもそうか。



『え〜じゃあお願いしてい?』



「余裕!」