春 〜Hikaru & Yuna〜

だから私は、光が何をしても、私を嫌いだと言っても、側にいようと誓ったんだ。




退院しても、光は抜け殻みたいだった。




目はどこを見ているかわからないし、口も開かない。



ずっと布団にくるまって存在感をなくしてた。




このままじゃ何も変わらないと思っていたら、私がつい失言してしまって。


子供が欲しいなんて。



言ってしまって。


だけど光はその一言をきっかけに喋ってくれた。



だからこのチャンスを逃すまいと、私を踏み台に、………私を抱いてと言った。



そしたらまっすぐ私の目を見たの。






細い腕で私を抱きしめて、たっぷりの愛情を注いでくれた。