春 〜Hikaru & Yuna〜

妊娠してから1度もなかったその行為は、確かな愛を感じた。



「もぅ、光ってば病み上がりなのに」



「ごめん、意外と溜まってた」



「やだぁ。セフレとか作んないでよ」



「バカ。そこまでじゃない」



あの頃は、心がなかったと言っても間違いではない。



結奈のことはどうでもよかったし、葵に隠れて行為を繰り返したなんて。


今じゃ到底考えられない。


あの頃の俺は、何か大切なネジが外れていたのかもしれない。