春 〜Hikaru & Yuna〜

時間はまだ12時過ぎだ。



俺、超カッコ悪い。



後悔と反省で頭をごっちゃにさせながら帰宅する。


鍵を開けると慌てた様子の結奈が駆け寄ってきた。



「光!?なんで休まなかったの!?心配させないでよっ」



俺の胸に飛び込んで来る結奈は泣いていた。



ほんと、なんて馬鹿だっただろう。



「…ごめん。上司に1週間休めって言われちゃった」



「ハッ…早退…どうしたの!?」



こんな早く帰ってきたことに不安そうな顔をする結奈。



「ちょっと、倒れちゃって。ごめん心配かけて」



「光の馬鹿!おたんこなす!無理するなって言ったばかりでしょ!?」



めっちゃ怒ってる…。



「ごめん、、反省するから、もう許して」



「今度無理したら外出禁止にするからね。
手と足、柱にくくりつけて離してあげないから!」



「あの、じゃあ掃除・洗濯はやるから…」



「早く寝なさい!」



プイッとリビングへ行ってしまった結奈。



こりゃあなに言ってもだめだな。



諦めて寝室でスーツを脱ぐ。



パジャマに着替えてリビングを覗き込む。


「…あ!まだ起きてたの!?早く寝て!」



愛菜を起こさないように小声で、だけどしっかり叫んだ結奈には敵わないと思い、大人しく寝た。