春 〜Hikaru & Yuna〜

泣きながら告白してくる彼の気持ちを受け止めた。



「私も」




こうして付き合い始めた私たち。



本当に彼女がいないのかは今回の涙でまた分からなくなった。



いるんだと思うけど。



知らないふりを貫いた。



付き合ってからはそんなに行為をしなくなり、どちらかというと出かけたり私の家に来たりが多かった。


光の家に行かせてもらったことは一度もなかったけど、確実に私の中で光への想いは大きくなっていた。




彼女になってから2ヶ月くらいのことだろうか。



約束のデートに光は来なかった。



胸騒ぎがした。



何度も電話をかける。



全く出る気配のない電話をひたすら鳴らす。



光に限って、なんの前触れもなく関係を終わらせることはないと思って疑わなかった。



光はとても優しい子だから。



電話を鳴らし続けて3日目の夜。



ようやく通話時間が表示された。



「もしもし!?光!?」



私が声をかけても応答はなかった。



代わりに光からメールが来た。



住所が書かれていた。