春 〜Hikaru & Yuna〜

愛のない行為が始まった。


若干、いや、結構な痛みを感じる。


「まって、ちょっと痛い」



彼の肩を押し上げて止めると素直に止まった動き。



「もうちょっと手加減してよ」

「彼女、いるんでしょ」



我慢できずにこっちから切り出した。




しかし、帰ってきたのは意外な言葉だった。




『いないって、さっき言ったでしょ』



その言葉を皮切りに再開された律動。



ある変化に気付いた。



痛みがない。