春 〜Hikaru & Yuna〜

カラオケの近くにホテル街があって、無言で歩いた。



私の予想が当たっていれば断るはずなのに。



断るどころか、普通にホテルへ入ってしまった。



部屋に入るとすぐ椅子に座った光。



そして口を開いた。



『なんでホテルなの』



「…ホテルって言ったらやることは1つでしょ」



ギリギリまで、迫ってみる。



『さっきから思ってたけど、なんでそんな睨んでんの』



「えっ、別に睨んでない」



この人に対して目つきが悪かったのは認めるけど睨んではない。



『やりたいの?』



コロコロ話変える人だなぁ。



「…そうだって言ったら?」



そろそろ本当は彼女がいるって言ってもいい頃なのに。


なんで言わないの?



本当にいないの?



『ふーん』



パチッ



電気が消えた。


っていうか彼が消した。



明るさに慣れていた目ではほぼ何も見えず、突然肩を掴まれ体をベッドに投げられた。