春 〜Hikaru & Yuna〜

撃沈の千紗と楽しそうなトミの横で興味なさげにしてると、光が私をチラッと見た。


すぐに逸らされたけど。






夜の12時近くに店を出てタクシーでカラオケに向かった。


光の歌はすごくうまかった。



プロの歌手みたい。



プロの歌手。



あの人みたい。



3時間歌って疲れ果てたトミと千紗はタクシーで帰ってしまった。



私はというと、なぜか光と2人きりだ。



『帰らないの?』



「まだ。ねぇ、ホテル行きません?」



試してみようと思った。



彼女がいるのかいないのか。



というより、なぜ嘘をついているのか、知りたかった。