春 〜Hikaru & Yuna〜

行為の最中、女は大げさな程に声を上げ、時折俺の首を女の顔に寄せて『もっと優しい言葉を言って』と囁いた。


なにを言えばいいのか分からず、『好きだよ』
くらいしか言わなかった。



それでも女は特に咎めることなく行為を終えた。



女の体が離れた時には涙も枯れ、力も入らなかった。


行為を終えて無気力な俺の顔を無理矢理上げて、深いキスをして、最後にこう残して言った。




『すごくよかったよ』






.