side 結奈
9歳になった愛菜が学校から帰って来るなりすごい形相で私に詰め寄って来た。
「ママ!どうして私には兄弟がいないの!?愛菜もお兄ちゃん欲しい!」
学校で友達と兄弟の話でもしたのだろうか。
兄弟…ね…。
「ママとパパは愛菜のことが大好きだから、コウノトリさんが気を利かせてくれてるんじゃないかしら」
適当なことを言ってごまかしてみる。
それでももう愛菜は9歳。
こんなごまかしは効かないようだ。
「コウノトリってなに!?愛菜もお兄ちゃん欲しいの!コウノトリにもらいに行くから住所教えて」
住所って…笑
クスクス笑ってしまう。
「ママ!なんで笑うの!?もうママ嫌い!」
「愛菜、お兄ちゃんはもらえないかもしれないけど、弟か妹はもらえるかもしれないわね。
私もねコウノトリさんの住所分からないの。今日パパが帰って来たら聞いてみたら?知ってるかもよ」
光に押し付けるように私は愛菜に言い聞かせた。
9歳になった愛菜が学校から帰って来るなりすごい形相で私に詰め寄って来た。
「ママ!どうして私には兄弟がいないの!?愛菜もお兄ちゃん欲しい!」
学校で友達と兄弟の話でもしたのだろうか。
兄弟…ね…。
「ママとパパは愛菜のことが大好きだから、コウノトリさんが気を利かせてくれてるんじゃないかしら」
適当なことを言ってごまかしてみる。
それでももう愛菜は9歳。
こんなごまかしは効かないようだ。
「コウノトリってなに!?愛菜もお兄ちゃん欲しいの!コウノトリにもらいに行くから住所教えて」
住所って…笑
クスクス笑ってしまう。
「ママ!なんで笑うの!?もうママ嫌い!」
「愛菜、お兄ちゃんはもらえないかもしれないけど、弟か妹はもらえるかもしれないわね。
私もねコウノトリさんの住所分からないの。今日パパが帰って来たら聞いてみたら?知ってるかもよ」
光に押し付けるように私は愛菜に言い聞かせた。