春 〜Hikaru & Yuna〜

CMが流れた隙にぱっぱと晩ご飯の支度をして3人で仲良くテレビを見ながら食べていると、今度は私の出演場面になった。



「光、トイレでも行ってきたら?」



「………」



「それか、チャンネル変えようか。なんか面白くなさそうだし。ね?」




「愛菜はこのテレビ見たいよな?そうだよな。俺も同意見だよ。はい、リモコン没収」



愛菜は何も言ってないのにあっけなくリモコンを没収されてしまった。



『奥さんにも突撃しちゃったよ〜!すっごい可愛いの。本当羨ましい』



ワイプに映るmakoがVTRを見ながら言った。




『キミ、こっちじゃないの?』




司会者がオネエのポーズを取る。




『全然違う〜。でも可愛い人もイケメンもどっちも好き〜わら。
あーほら見て見て見て。映るよ』



言った瞬間私の顔が映った。



なんかすごい変な感じ。



まさか自分がテレビに出るなんて思ってなかったから。



『可愛い〜。本当天使だよね…。ねねね、Yとは上手く行ってる?』



makoが繰り出す質問に答えていくと、最後の質問と言ってこう聞いてきた。



『Yってどう?優しい?なんか上の偉い人たちはこういうの知りたいらしいんだけど、それを踏まえてYにメッセージをどうぞ』



私も光同様、makoの独特なトークに笑ってしまう。




『えっと、、
優しいっていう言葉じゃ足りないくらい優しいあなたのことが大好きです。
いつもたくさんの愛をくれて、自分より私や愛菜のことを考えてくれる。
感謝してもしきれません。
無理をしないで、たまにはわがままを言ってください。本当に大好きです。ありがとう』




光が見て聞いてるこの状況に耐えきれず席を立とうとすると光に止められた。



「逃げるのなし〜」



さっきの仕返しと言わんばかりにニコニコして言う光には敵わないと思って諦めて座り直した。