あの時君が伸ばした手は

「川本、まさか香菜の自殺について調べてるの?」

「え?あ、まぁ……。」

止められるかな。
そう思っていたけど桐谷さんは意外な言葉を発した。


「手伝ってあげる。」


「え!ホントに?」
僕は顔を上げた。


「あたしも香菜の自殺には疑問があるもの。それに殺人なら動機がある人知ってるしね……。」

そう言って意味深な笑みを浮かべた。