あの時君が伸ばした手は

家に帰るともう夜になっていた。

絶対道に迷ったせいだ。


さっき撮った写真をパソコンで見る。


諸星さんがあそこから落ちた日、風が強かったのなら足を滑らせることもあるかもしれない。


でも柵は頑丈で足を滑らせるなんてことあるか?

でも自殺の可能性が消えたわけじゃない。


僕は頭を抱えた。

振り出しに戻った。