一瞬何を言われているか分からなかった。


「な、なんかの罰ゲームか?冗談も笑える範囲にしとけよ?」


僕は笑った。
けど江角の重々しい口調が僕を現実に引き戻す。

『本当なんだよ!
今朝諸星の遺体が杉浦海岸で見つかったんだ。
遺体は凄く傷んでいたけど彼女の免許証がポケットから見つかった。』


少しずつその言葉が頭に入ってきた。