あの時君が伸ばした手は

「諸星さん!!」

さっきよりも大きな声で叫んだ。

すると彼女の肩がピクリと動いた。


ふわりと彼女の長い髪が揺れ、彼女は振り返った。
そしてこっちを見て微笑む。


高校時代の彼女。

何も変わっていない。