あの時君が伸ばした手は

「そんなこと出来るわけ無いだろ!」

私は怒鳴った。

でも彼女は微笑んだ。

「おじさんには生きててほしいんです。そしてやがてやって来る、私の友達に真実を話して下さい。」


彼女はそう言うと私の手を振りほどき、海へと落ちていった。