あの日、自殺しようとしたら声をかけられたんです。


「どうかしたんですか?」

私は振り向いた。
いたのは若い女の子だった。

私は気にせず、また海の方を見た。

「自殺……ですか?」

後ろでそんな声が聞こえた。

「あぁ。そうだよ。自殺だよ。君は見ない方がいい。さっさとどこかへ行け。」

私はそう吐き捨てた。