あの時君が伸ばした手は

「犯人が持ってたんじゃなかったのか……。」

諸星さんの部屋を捜索してた時から薄々気づいていたけれど、やっぱり自殺だったのか。


でないとこんなところに何かを隠したりしないよね。

「川本、これ、見るよ?」

桐谷さんが手紙を指差した。

「うん。」

桐谷さんが便箋を開いた。

そこには諸星さんの字が並んでいた。