あの時君が伸ばした手は

桐谷さんはバッグをゴソゴソとあさり、あのアンティークの鍵を取り出した。

それを受け取り、鍵穴に差し込んだ。

鍵はフィットし、手にしっかりと感触を伝える。

鍵を回すと、ガチャンと音がし、開いた。


僕と桐谷さんは顔を見合わせ、頷いた。

蓋を開ける。

入っていたのは1通の手紙、それと諸星さんのスマホだった。