あの時君が伸ばした手は

高校の校門には桐谷さんが立っていた。

明るい髪が目立つ。

「ごめん!待った?」

小走りで近づいた。

「別に。学校には許可取ったから。後、用務員のおじさんが見てたらしいの。香菜が何かをキンモクセイの木の下に埋めるとこ。」

これはスゴい耳寄りな情報だ。