あの時君が伸ばした手は

突然桐谷さんはプリクラの箱をひっくり返し、床に並べた。

「何?どうしたの?」

「1枚足りない気がするの。」

彼女はその時のプリクラを探しだし、パズルのように並べた。

「やっぱり1枚足りない。」

確かに1枚だけ足りなかった。

「プリ帳とかに張ってるんじゃないの?女子ってそーゆーの作るんでしょ?」

「だったら他のプリクラも無くなってるはずでしょ?私と撮ったのなんて体育祭よりも前だし。誰かにあげる理由も無いし。」

じゃあどこに行ったんだ?