あの時君が伸ばした手は

僕は下を向いたまま黙っていた。

「お前の事だから、諸星さんは頭を殴られ崖から落ちた。なんて考えてんだろ?」

全くその通りだった。

「でも証拠は無いし。警察だって諸星さんの遺体を調べてるんだから、岩にぶつけたかそうでないかは分かると思うんだけど。」

「それもそうだな。」

振りだしに戻った。