昨日もみたその優しい顔 その表情に私も自然と笑みを浮かべた。 『あ、ドリンクもらってもいい?』 お店の規則として30分に一杯のドリンクを貰わなきゃ ──コンコンッ 私の言葉と扉が鳴ったのは同時だった 「…失礼いたします」 現れたのは満島さん その手にはワインクーラーに入ったボトルが。 『……?』 これ、もしかしてシャンパン?? 「ありがとうございます。オーナーからシャンパン頂きました」 え? 満島さんが、コルクを抜いた。 ポンッ 静かな音をたて開いたボトルを凝視する。