魁斗が扉を開け、蓮と私は店に足を踏み入れた。 「いらっしゃいませ。西嶋様お待ちしておりました」 着物を着た40代ぐらいの優しい雰囲気の女性が笑顔で迎えいれてくれた。 「こちらへどうぞ」 そう言って、カウンターへ案内してくれた。 「どうぞ」 女性が優しい笑顔で椅子を引いてくれお礼を言い、席に着く。 左隣は蓮、その奥は魁斗が座った。 「好きな物食え」 蓮の言葉に私はテーブルにあったメニューから蓮に目を向けた。