ぶるっ 店を出た途端、冷たい風が肌を掠め思わず身震いをした。 「若。どうぞ」 魁斗の声が聴こえ頭を捻らせると、黒塗りの車の前に魁斗と藍色の髪をした黒縁メガネの長身な男性がいた。 車の前に着くと同時に魁斗が扉を開け、そのまま乗り込む。 扉を閉めると、私はすぐさま蓮の足の上から降りる。 そして距離を取ろうと反対側の扉へ移った。 が、。 ガシッ 腕を掴まれた。 『何』 そう尋ねると。 蓮は何も発さず、突然ネクタイを緩めジャケットを脱ぎ始めた。 え、なに。