もうすぐ開店時間というのもあり、先程の部屋には戻らず、私は椿さんと一緒にセミVIPルームという部屋で待機をした。
どうやら準備が出来た女の子たちはセミVIPルームで待機するらしい。
ていうか少なくなったけど、まだ先程のことについて陰口を言われる。
「気にしなくていいからね」
椿さんが私に言ってくれた。
『はい、ありがとうございます』
私は椿さんの優しさに笑顔でお礼を言った。
しばらく他愛もない会話をしていると椿さんが思い出したかのように源氏名どうしようか聞いてきた。
源氏名…それはお店で使う自分の名前だよね?
ああ、どうしようかな、
