好きにさせるから!

ちょ、ちょっとまって!

伊山君…だよね!



まさかの急展開…


嬉しすぎて夢かと思うぐらいだよ



私の頭の中はお花畑のようだった




放課後になり、私は伊山君と1組に向かっていた


「天野さん…だっけ?今日本当に面白かったよ(笑)」

口に手をあてながら伊山君が笑った



その笑顔さえもかっこよかった


キリッとした目が糸のようになってクシャッと笑っている




私の胸はギュッと締め付けられるように苦しかった




「い、いやぁ…あれは自分でも何をしていたんだか、、」

多分私はぎこちない笑い方で笑っていた



「面白い人だね(笑)」

微笑みかけるように私の顔を見ながら伊山君がいった



ズキュン!!!


私を包むようなこの笑顔…

私はつい見入ってしまった



そうしていると1組に着いた