「ごめん、実は浅野と付き合ってないって嘘なんだ。」
これしかない。
そう言うと女はやっぱりという顔をして顔を伏せた。
「浅野の奴が周りに知られたくないらしくて黙ってたんだけど。。
そういう事だから君とは付き合えない。」
切ない表情を演技で浮かべながら女に罪悪感を与える。
俺にもう告白してこないように。
我ながら性格悪いな。
「ううん。やっぱり噂本当にだったんだね。こっちちこそ話し聞いてくれてありがとう」
噂って俺と浅野が付き合ってるって?
冗談だろ?
「あ、この事なんだけど」「誰にも言わないよ。浅野さん皆に知られたくないんでしょ?」
嘘ついたのがバレないように口止めしようとしてら快く相手から言い出してくれた。
女は俺と話して満足したのかそそくさと去って行った。
俺も部活に行くために体育館へ向かった。
この時浅野が通りかかって話を聞いてたなんて全く予想しなかった。
