第一章
悲しみのどん底 ~莉沙side~

「じゃあ莉沙ちょっと出掛けてくるね」
「留守番頼むぞ」
「はーい」
それが最後の会話だった。

プルルルー… プルルルー…
ガチャッ
「もしもし佐々木さんですが」
「佐々木莉沙さんですか?」
「はい、そうです」
なんか問題でもあったのかな?
「警察のものです。
実は、あなたのお母さんとお父さんが
事故に会って亡くなられました…」
今、何て言ったの…?お母さん達が
死んだなんて…信じられない……。
ポロッ… ポロッ…
涙が流れた。
「はい…」
私はそのひと言しか言えなかった…
ガチャッ
私は腰が抜けてしまった……
あっこんな時にごめんね!
私は佐々木莉沙❕❕高校2年生



数日後…
ピンポーン
「はーい…」
ガチャッ