・あとがき・

 
 いつものように、作品を読んでくださった全ての方に、ありがとうございました。

 大地と都は子供が出来て、育てることでますます「家族」になったのです。こうして家庭は出来ていくのですよね。

 娘の桜に起きた、乳児特有の熱性痙攣の事件は我が家で実際に起こったことです。

 びびりました。私はその時実家にいたので、都のように心細い思いをしたりはしませんでしたが。

 子供という生き物は本当に未知のもので、知らないことばかり、うまくいかないことばかり。チビ達を育てている間に自分の親に「すんごい苦労して育ててくれたんだねえ!!」と感謝の気持ちを多々もったものでした。

 大地は彼なりに、ちゃんと家庭を大切に思っているのですよね。

 娘の桜は、一体どちらに似るのでしょうか。

 これから彼らがどんな家族になっていくのかは、私も興味があります。また短編などで書けたらいいな、と思ってます。

 お付き合いくださり、ありがとうございました。



 2016年11月5日 明紫