『もう少し静かにしてもらえないかな。』


私たちの会話に水をさすように入ってきたのはイケメンだが雰囲気が暗い四ノ宮 怜平(しのみや りょうへい)だった。


「何あいつ。ほんとにああゆう人私無理。」


愛梨がぼそっと呟いた。

愛梨はとても四ノ宮君のことを嫌っているが私はあまり嫌っていない。

むしろ独特な雰囲気なので少し興味がある。


「ごめんねーこいつ無愛想で。仲良くしてやって!」

「俺は誰とも仲良くする気はない。」

「とか言ってー寂しいくせにー」


脳天気に私たちの間に入ってきたのは何故か性格は真反対なのにしのみや君といつもいる三笠 司稀(みかさ しき)君だった。

こちらもとてもイケメンで...


「司稀君!!」


愛梨が想いを寄せる方である。