ひとつ屋根の下



「それからさ悪いんだけど。今部屋が余ってなくて、基本的2人ペアなんだけど、庚が1人で一部屋取っちゃってるから...」


先生の言いたいことはすぐに分かった。


「この中から一緒の部屋でもいいって奴を選べ。」


私はやっぱりかーと思った。

とはいえ、カーテンで仕切ってくれるらしいので、そこまで支障は出さないと言ってくれた。

きっと先生も先生としても、叔父としても心配なんだろう。


「ちなみに男三人部屋も出来るからそのつもりで。」


先生がそういうとお兄ちゃんたちは大ブーイングを起こした。


「しょうがないだろ?庚が1人で部屋を使ってるんだから。だったら誰か庚と同じ部屋になるか?」


そういうとお兄ちゃんたちはみんな黙ってしまった。

どうもみんな庚君がニガテらしい。


結局私は駿万と三人部屋には仲良く怜君と司稀君と透悟君となり、天斗君と翔君という組み合わせになった。

希望があれば部屋替えも不定期であるらしい。