お墓参りの後、私は先生につれられて、かなり立派なマンションに連れてこられた。


「ここがこれから洸の家になるところだよ。」


先生はそういうと迷わず最上階へと向かった。

最上階には他の階と比べて一軒しか扉がなかった。


「俺も一緒には住んでいるんだけどほとんど学校で寝泊まりしているから滅多に家にいないからあいつらとも仲良くして欲しい。」


私はお兄ちゃんと言う存在に憧れていたため、凄くワクワクしていたが優しそうな先生があいつらという程だからすこし怖くなってきた。

でもお兄ちゃんと言うことは年上かなと思いつつ妄想の世界に浸っていた。


「ただいま。」

「「「「「「「おかえりー」」」」」」」


私は少し緊張しながらも、先生の後に続いてリビングに向かった。