トントンっ 「あや…皐月くんて男の子が来てくれてるわよ」 ドアの向こうで心配してる声のお母さん。 皐月? なんで。 来なくなったあたしでも心配してくれた? いや、 きっとあの後カンナにバラされたろう。 あたしの病気のことは両親と和さんと 小学校の頃の人達しか知らない…_ えりちゃんも目を見開いてあたしを見てた。 怖い… またあんな思いをするのはイヤだ…