黄色い花


「あや、お店も暇だし今日は手伝いはいいわよ」

確かにお客様は少ないしあたしがいても
暇だろう。でもなにもする事がないしな。


ふと、窓から見えた海の家を思いだす。

「あ!和さんのところ手伝ってくるね?」

皐月が忙しそうだったし。

あたしはバタバタと店を出て行った。



「おいおい!バイトのところだろ?」

「いいじゃない!あやも女の子なんだし!」

両親の会話を聞くこともなくあたしは
海の家に向かった。