「お!あやちゃん!休憩か?たこ焼きあるから食べな?」
海の家の和さんはお父さんと
幼馴染であたしが来るといつも
何かくれる。
和さんには娘がいる。
お母さんは娘さんが生まれた時に
亡くなったそうだ。
だからこの海の家も和さんと娘のえりちゃんが
営んでる。
「ありがとかずさーん!丁度お腹すいてた、」
かずさんからたこ焼きをもらい
海の家に入って食べることにした。
「あ!あや!おはよー!」
「えりちゃんおはよ!ってクタクタじゃん!」
疲れ切った顔をしたえりちゃんが
後片付けをしていた。
「んもー。昼間なんてすごい混んでるんだからー!お父さんも猫の手が借りたいって毎日言ってたのよ?」
「いつもいつもお疲れ様です!」
ったく…お父さんもテキパキ働いてくれたら…
ブツブツ愚痴りながら奥へと入ってった
えりちゃんに笑ってたこ焼きを食べいたら
ガタンっっ!
「むごっ、」
大きい物音にびっくりして
食べ物が詰まった。
なに?
