暁天の星



「オイ、お前。トイレ行こうぜ。」



毎日、教室に着くと話しかけてくるのはクラスのボスみたいな存在のマサルくん。



優って書いてマサルって読むんだって。


笑っちゃうよね。




マサルくんの周りを取り巻くモブキャラに連れられて仲良くトイレへ向かう始末。


朝から最悪…。




「おっ、お前ら。すっかり仲良いな。」



ニコニコ顔で話しかけてくる隣のクラスの担任をしてる新米教師。




「はい!大事な友達です!」



貼り付けた笑顔で答えるマサルくん。


その仮面を剥がせない。




服でも脱がされるのかと思えば、トイレに着いて早々に個室に無理やり閉じ込められた僕の上に降ってきたのは、バケツに溜められた水だった。



バシャーン!って音と降ってくる液体。


ありえない…。




「なつきくん、そろそろ出てきなよ。」



ゲラゲラ笑って言うマサルくんたち。



渋々個室から出た僕をニヤニヤ見る好奇の目。



最悪。